インターン経験者インタビュー/木村俊介さん(宮城大学)

※河北新報社のインターンシップは、NPO法人ETIC.が採択された内閣府復興支援型地域社会雇用想像事業のインターンシップに協力をしています

2012年8月に3週間に渡って(株)河北新報社にて行われた短期インターンシップに挑戦した宮城大学の木村俊介さんにインタビューしました!!被災地への取材、ボランティアに取り組んて、今思うこととは…?

1.インターンシップに挑戦した理由は何ですか。

大学入学後の最初の一年間というのは自分とはどういう人間か見つめる期間だと思っていたんですが、大学1年生を終えた時、結局何もできていなかったと気付いたんです。そして、「このまま4年間過ごした時に何が残るのだろう」と考えた時に、何も残らないと思い、2年次から変わろうと決心しました。
今インターンを選んだのには理由があります。留学の場合、基礎知識が求められ、私の場合時間がかかると考えました。また、ボランティアであれば、その場では頑張れるけど“単なるボランティア”で終わってしまうのではと思いました。しかし、インターンは“学ぶ”という1つのキーワードがあり、今後の自分のために繋げられる手段だと思ったので挑戦しました。
そして、いとこが被災したこともきっかけとなり、(株)河北新報社の被災地取材のインターンに決めました。

2.インターンシップの何が面白く、やりがいがありましたか。

インターンでは取材をする中で相手の思いの聞き出し方を学びました。そんなこともあり、チームリーダーとして活動していく中で、まわりをまとめ上げられるようになったのは本当に良かったです。取材相手にしてもチームメンバーにしても人なので、それぞれ考えていることがあり、それを聞き出しながらも自分の考えていることと照らし合わせるのが面白かったです。
何より大学・年齢が違う素敵な仲間に出会えたことが最高に嬉しかったです。

3.インターンシップで辛かったこと・悔しかったことは何ですか。

最初は記者の仕事を間近で見ることができるということと、コミュニケーション能力が上がると期待していましたが、現実は自分で悩み、自分で解決する作業が続きました。
私は文章を書くことが苦手だったため、特に記事にまとめるのが辛かったです。しかし、自分の力に限界を感じたときには、講師やグループの人の話を聴きながら、自分の答えを出していことができました。
グループワークの時間でも、チームメンバーの考えていることを想像しながら作業するのは難しかったです。

4.インターンシップで得たことは何ですか。

コミュニケーション能力の向上をはかることはできたと思います。色々な方の意見を引き出せるようにもなりました。
また、今まで大学のレポート等は何も考えず書き、書けばいいものだと考えていましたが、今は言葉の裏にある相手の思いなどを考えるようになりました。「なぜ~か」と追求していくと、深みのある文章が生まれてきました。

5.今後の大学生活はどのように過ごしたいですか。

まずは大学の授業を無駄にしないようにしたいと思います。インターンをしてみて、授業の大切さを身に染みて感じました、無駄なことは何もないのだと。
あと、もう一つ。自分のような一般的な人でも変わろうとすれば変われるということです。でも、そこで大事なのがその場にいるだけじゃなくて、そこで何をするかだと思います。

経験したインターン 短期インターンシップ
大学 宮城大学事業構想学部2年(当時)
インターン期間 2012年8月から3週間
インターン先 株式会社河北新報社